第30回介護弁護士コラム 介護報酬の不正請求と返還・行政処分のリスク
「先月のサービス提供記録を見返したら、一部の利用者さんのサインが抜けていた」「担当ヘルパーが退職してしまい、当時の実績記録が曖昧になっている」――こうした経験をお持ちの事業所様は少なくないのではないでしょうか。日々の忙しい業務の中で、書類の不備や記録の漏れが生じてしまうことは、介護現場では珍しくあり
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「先月のサービス提供記録を見返したら、一部の利用者さんのサインが抜けていた」「担当ヘルパーが退職してしまい、当時の実績記録が曖昧になっている」――こうした経験をお持ちの事業所様は少なくないのではないでしょうか。日々の忙しい業務の中で、書類の不備や記録の漏れが生じてしまうことは、介護現場では珍しくあり
夜間の見回りの際、いつも同じ場所にいるはずの利用者さんのベッドが空になっていた——そんな経験をされたことがある施設の方は少なくないのではないでしょうか。認知症の利用者さんが施設の外へ出てしまう「徘徊・行方不明」は、どれほど丁寧なケアを心がけていても、完全にゼロにすることが難しい出来事のひとつです。ス
「また始まった……」と頭を抱えたご経験はないでしょうか。食堂での座席をめぐって言い争いになる利用者さん、同じ居室に入ろうとして押し合いになってしまう利用者さん、認知症の症状から他の利用者さんを叩いてしまう方など、介護施設の日常にはさまざまなトラブルが存在します。スタッフが間に入って何とかその場を収め
デイサービスや通所介護施設を運営していると、毎朝・夕の送迎は欠かせない業務のひとつです。スタッフが利用者様のご自宅まで車で迎えに行き、施設まで送り届ける。一見すると日常的なルーティン作業のように思えますが、「もしも送迎中に交通事故が起きたら?」と考えたとき、少し不安になる経営者・施設長の方も多いので
「夜間巡回のときは異常がなかったのに、朝になったら利用者さんがベッドの横で倒れていた」「食堂からお部屋に戻る途中に転んでしまって、骨折してしまった」――こうした場面は、介護施設を運営していれば一度は経験したことがあるのではないでしょうか。どれだけ注意を払っていても、転倒・転落事故をゼロにすることは非
食事介助の最中に、利用者さんがむせてしまい、冷や汗をかいた経験はないでしょうか。あるいは、薬の配布時に「あれ、この方にこの薬だったかな」と一瞬不安になった職員が、後になって配り間違いに気づいた――そんな場面は、介護現場では決して珍しくありません。誤嚥や誤薬は、どれだけ注意を払っていても、ヒヤリハット
「先日、ご家族から『息子の介護記録を見せてほしい』と連絡があったので、そのままFAXで送ってしまいました」——こうした対応をされたご経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。介護現場では、日々の業務に追われる中で、利用者様の氏名・住所・医療情報・家族構成といった非常にデリケートな個人情報を大量に取
「転倒事故が発生したのですが、どこまで詳しく記録を残せばよいのでしょうか」「家族への報告は必ずしなければならないのですか」——介護施設を運営されている皆様から、このようなご相談をいただくことは少なくありません。事故が発生した直後は、ご利用者の安全確保や状態観察に追われ、記録の作成や報告が後回しになっ