第21回介護弁護士コラム 利用者からのクレーム対応と弁護士に相談すべきタイミング
「ご家族が面会に来られるたびに、あれが気に入らない、これが不十分だと言われて困っている」「利用者さんから『あの職員の態度が悪い』とクレームがあったが、どう対応すればいいかわからない」――介護施設を運営されている皆様であれば、このような場面に直面された経験が一度はあるのではないでしょうか。介護サー
「ご家族が面会に来られるたびに、あれが気に入らない、これが不十分だと言われて困っている」「利用者さんから『あの職員の態度が悪い』とクレームがあったが、どう対応すればいいかわからない」――介護施設を運営されている皆様であれば、このような場面に直面された経験が一度はあるのではないでしょうか。介護サー
「転倒のリスクがあるから」「点滴を抜いてしまうから」「夜間の人手が足りないから」——こうした理由で、ベッドに柵を多く設置したり、車椅子にY字ベルトを装着したりといった対応をされている施設は少なくないのではないでしょうか。現場の職員は利用者の安全を第一に考えて行っているつもりでも、こうした行為が「身体
「残業代の計算方法が複雑で、正しく支払えているか不安だ」「職員から未払い残業代を請求され、想定外の金額に驚いた」「夜勤明けの職員をそのまま日勤に入れてしまい、労働時間の管理が曖昧になっている」——介護施設の運営に携わる皆様であれば、こうした労務管理に関する悩みや不安を感じたことがあるのではないでしょ
「先輩スタッフが利用者さんに少し強い口調で話しているのを見かけたけど、注意すべきか迷ってしまった」「ほかのスタッフから『○○さんが食事を無理やり口に押し込んでいた』と耳打ちされたが、どう対応すればいいかわからなかった」――こうした場面に直面した経験をお持ちの管理者の方は、少なくないのではないでしょう
介護業界における労務トラブルの中でも、近年とりわけ増加しているのが「未払い残業代」をめぐる問題です。しかもその多くは、明確な長時間労働というよりも、「残業として扱われていなかった時間」が後から問題になるケースです。現場では日常的に行われている業務であっても、それが法律上の「労働時間」に該当す
人手不足が引き起こす“見えにくいリスク”介護業界における人手不足は、もはや一時的な問題ではありません。慢性的な採用難、定着率の低さ、現場責任者の負担増大――こうした状況の中で、現場は日々の運営を優先せざるを得ず、労務管理が後手に回ることも少なくありません。しかし、労務問題は「現場の小さな
外国人介護職員の採用が当たり前になる時代に介護業界における人手不足は、年々深刻さを増しています。その対策として、外国人介護職員の採用を検討する、あるいはすでに受け入れている施設も少なくありません。技能実習生や特定技能人材など、制度の選択肢も広がり、外国人材は介護現場を支える重要な存在になりつつあ
労基署の調査は「ある日突然」やってくる「うちは小規模な施設だから関係ない」「大きな問題は起きていないから大丈夫」。介護施設の経営者や施設長の方から、こうした言葉を聞くことは少なくありません。しかし実際には、介護施設は労働基準監督署(以下、労基署)の調査が入りやすい業種の一つです。